岩澤紫麗 「家電探偵は静かに嗤う。 1 」
家電探偵は静かに嗤う。 1 (チャンピオンREDコミックス)
- 作者: 藤見泰高,岩澤紫麗
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/03/19
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
正義感が強く、美人ではあるものの、手が早くてトラブルメーカーな刑事・小野寺アンヌ。
彼女がパソコンの修理に訪れた「瞬速家電修理社」には、怪しげな修理員がいた。
彼の名は家山電(いえやま あかり)。アンヌのパソコンを直しながら、彼女の職業や生活習慣を次々に言い当てる電に、アンヌは捜査への協力を依頼するのだが…?
原作は藤見泰高。同じく彼が原作を担当している「ベクター・ケースファイル 稲穂の昆虫記」が、前から気になっていたのだけど、迷っているうちに10巻くらい出てしまって…大人買いするには勇気がいる感じに…。
代わりに、と言ってはアレだけど、既刊3巻なこちらの方を買ってみました。
以前感想を書いた「冷蔵庫探偵」
佐藤いづみ 「冷蔵庫探偵 1」 - 本条蔵 -ホンジョウゾウ-
みたいなものを想像していたのだけど…ほら、「現場に残された家電を一瞥して、犯人を言い当てる」という「出張安楽椅子探偵」みたいな?
でも、実際はもうちょっと娯楽寄りというか。
「家電から犯人のアタリをつける」のはその通りなのだけど、「家電屋仲間の裏掲示板から、該当家電購入者の情報をゲットする」とか、「家電知識をフル活用してコスプレ衣装作り、それをまとっておとり捜査をする」とか、イロモノ臭もふんだんに盛り込まれております。
逮捕の際も、犯人は基本フルボッコ!
家電にまつわる豆知識やトリックは面白いし、もうちょい「正統派」なタッチの方が好きなんだけどなぁ。
そりゃまぁ、ナイスプロポーションのおねえさんが毎回戦うっていうのも、それはそれで好きなんですけど。出来れば別々に楽しみたい派。
2巻以降を購入するかどうかは微妙かな。
おもしろいんだけど。おもしろいんだけど、ソウジャナイ感が。