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本条蔵 -ホンジョウゾウ-

本やゲームなどの感想です。まだまだ移行作業中。概ね敬称略です…。

松井優征 「暗殺教室 1」

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

進学校・椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ組である3-Eを担当することになったのは、謎の生物。
その生物が「地球を破壊する」と予告した来年の3月までに、生徒たちは彼を暗殺しなければならない。
しかし、通常の武器が効かない上に、複数の触手を自在に動かし、マッハ20の速度で移動できるというその生物を、普通の中学生が倒せるのだろうか…?

「暗殺教室」で教鞭をふるうのは、「超生物的な何か」。
殺せない先生、略して「殺せんせー」と呼ばれるようになったソレと、様々なコンプレックスを抱える3-Eの生徒たちの、フザけた、それでいてどこか心温まってしまう日々を描いた、ブラックな作品です。

「殺せんせー」は、教師としては極めて有能で。
マッハ20を出せるくらいなので、クラス全員に個人指導をするくらい朝飯前であり。
しかも、「勉強の指導」だけではなく、「暗殺の指導」も行い、更に「生徒指導(カウンセラー)」まで出来てしまうマルチっぷり。
生徒が銃を発射しても、玉を避ける片手間で その生徒にネイルアートを施してしまうくらいの規格外、まさに化け物です。

対する生徒たちは、始めは戸惑っていたものの、徐々に「ダメな自分たち」から目を背けないこと、色んな意味で「全力でぶつかること」「戦うこと」を意識し始めます。

どう考えてもギャグなんだけど、ヒューマンドラマでもあり。
面白いです。

先生にはわからないよね
皆から暗殺の標的にされるって事は…
裏返せば皆に実力を認められているって事だ
そんな怪物に
期待も警戒もされなくなった
認識さえされない人間の気持ちなんて